治し、支え、あなたをつねに癒す
現代は「メタボリックシンドローム」、「ロコモティブシンドローム」、「ストレス性疾患」などに代表される慢性疾患の時代です。このような時代にあって、私たちは病気とどう向き合っていくべきでしょうか。
「完全に治す」というのは難しいでしょう。上記の慢性疾患は風邪が治るようには治ってはくれません。それは、はっきりした原因があるわけではなく、生活に深く根差したものだからです。ここで私たちに必要なのは「病気とうまく付き合う」という姿勢です。そして、かかりつけ医に求められているのは、病気とのうまい付き合い方を患者さんといっしょに考えていくことだと思います。もちろん時々は治すこともできます。しかし、治らない場合でも終わりではありません。私たちはそのような場合でも、患者さんを傍で支え、つねに何らかの声かけを行い、癒すことができます。
当院は地域の皆様に広く開かれたクリニックを目指しています。「ちょっとした気がかりがある」というだけでも構いませんので、いつでもお越しください。処置や投薬だけが医師の仕事ではありません。「病気ではなく人を見よ」とはよく言われることですが、それは他愛もない会話から始めることによって実現できるものだと私は考えます。